管理釣り場のへらの大型化や野釣りでの巨べら攻略など、パワータイプのへら竿の需要は高まりつつある今日。このニーズに応えるべく、「ダイワ ヘラ Ｘ」は単なる硬さの追求ではなく、「荒法師　武天」で実績のある“曲げて止める”調子をベースに仕上げられている。ガチガチでないためへら師の体に優しく、シャープでガッチリ感のある強さが快適な使用感をもたらす。

通常は自重・継数などの制限上、尺によってある程度の調子の差がでるが、「ダイワ ヘラ X」はパワーロッドの強みを活かすため、“8尺でも18尺でも同じ感覚で引ける”使用感を追求。

■株理論

伝統的な和竿のノウハウを取り入れた設計手法。「竿の一節一節は一本の竿のごとく、先が軟らかく、元にいくほど硬い」。これをミクロの世界で解析し、バランスよくつなげることで曲りの頂点のスムーズな移動を可能にしたダイワ独自の設計テクノロジー。特に顕著に見られる違いは、従来の竿では曲がりの頂点が大きく移動するのに対し、株理論では滑らかに移動するため、掛けた魚が暴れないという点。へら竿に求められる理想的なバランスを実現している。

■X-トルク

従来構造（竿先に対して0度、90度）にダイワ独自のバイアスクロス（ネジレに対して最も強い±45度に傾斜したカーボン繊維）を巻くことで目に見えない竿のネジレやパワーロスを防ぎ、パワー・操作性・感度を飛躍的に向上させることに成功。大型へらの突っ込みをいなし、楽に浮かせるパワーを発揮する。

※「ネジレ防止の最適構造：X-トルク」についてのさらに詳しい説明はこちら▼

■V-ジョイント

竿が可能な限り歪みの少ないきれいなカーブを描くよう、節の合わせ部分にダイワ独自のバイアス構造のカーボンシートを採用。合わせ部のスムーズな曲がりを実現し、パワー・レスポンス・感度において高次元の性能を発揮させることに成功。繊細なへら竿にとって、継ぎ部のスムーズな曲がりはリフティングパワーの向上に大きく貢献している。