天舞(てんぶ)
新感性竹融合竿ならではの暖かみのあるやさしい釣り味。
シマノ基本の本調子に山彦テイストで調律した新しい調子。
ものづくりは、時流に対応し、変化し続けていくもの。しかし、変わらないのは「釣りの魅力を、余すことなく引き出す道具」を目標とする熱き思いだ。シマノと山彦工房は、その思いを大胆な発想によって形にした。それが「天舞」である。その大きな特徴は、“釣趣の追求”において独自の特性を持つ天然素材の「竹」を、効果的な部位「働く支点」に搭載していること。竹素材を熟知する竿師が代々受け継いできた伝統技術と、シマノの先進テクノロジーを、高いレベルで融合させ、互いの素材と技の長所を引き出すことで生まれた、深い味わいの本調子を堪能していただきたい。「天舞」の名は、天の恵みである「竹」の力を享受し、天を舞うがごとく華麗な曲線を描いて、へらぶなと浪漫を語らう製品にしたいという意味を込めて命名した。ぜひ、シマノ入魂の逸竿で“へらぶなとの対話”を楽しんで欲しい。
ひと言で表すならば「究極の釣り味を追求した竿」。天舞は機能優先、釣果至上主義の竿ではありません。へら竿の素材として優秀な「竹」とカーボン素材を、熟練竿師の匠業とシマノの先進テクノロジーによって高い次元で融合させた、全く新しい部門の竿です。これによって、今まで体感したことのない“機能”と“釣り味”が実現しました。天然素材に対する、いたわりは必要になりますが、それを使いこなしていく楽しみのある竿なのです。今のカーボンに“物足りなさ”を感じながら、それが何であるのか定かでない人にこそ振って欲しい、シマノ入魂の逸竿です。
長さは、釣り場を選ばず使用していただきたいので、8尺から、尺刻みで12尺の、短〜中尺5アイテムを揃えました。竿の顔でもある“握り”も「杉綾茜小紋仕上げ」で、澄んだ光沢が高級感を引き立たせ、可憐な上品さを漂わせます。
「優しさ」とは、穏やかで好ましいことであったり、思いやりがあって親切、または心が温かい、それに上品で美しい意味などがあります。シマノは、自然と向き合うことで見える“優しさ”について、感じていただきたいという思いを「天舞」に込めています。竿の扱いを通して、魚を含めた自然に対して優しくなれる。「釣り」に優しくなれる竿。それが「天舞」なのです。
■しなり調律(8、9、10尺に採用)
■シンプルなリリアン仕様
■一目でわかる個性派のデザイン
■杉綾茜小紋仕上げの握り
■茜小斑仕上げの塗装
■仕掛けをつけたまま穂先を仕舞えるミゾ切り口栓。口栓にも銘を刻んでいます
■藍絣斑糸織りの二層式竿袋
へら竿「天舞」はカーボンロッドと天然の竹を組み合わせた新しい形態のへら竿で、従来のカーボンロッドとは性格が全く異なります。厳選した矢竹を使用し、熟練した竹竿師が入念に火入れしたものを1本1本手作りで仕上げていますので全く同じものは存在しません。
すべての製品がそれぞれ独自の表情を持っており、それがこの天舞の特徴でもあります。また、竹はある意味生き物です。いたわりながら使うことによって手になじみ、長持ちします。無理を強いると早く寿命が来ます。竹の持つ特性をご理解の上、大切にお使いいただくことをお願いいたします。
品 番 | 全長(m) | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 参考自重(g) | 先径/元径(mm) | カーボン含有率(%) | 竹体積比率(%) | 御仕立価格(円) | 商品コード |
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8 | 2.4 | 3 | 87.0 | 85 | 1.3/8.5 | 72.6 | 44 | 79,800 | 33477 0 |
9 | 2.7 | 3 | 97.0 | 95 | 1.3/8.8 | 78.1 | 43 | 89,800 | 33478 7 |
10 | 3.0 | 3 | 107.0 | 105 | 1.1/9.4 | 76.9 | 44 | 99,000 | 33479 4 |
11 | 3.3 | 4 | 92.5 | 120 | 1.1/10.3 | 75.9 | 54 | 114,000 | 33480 0 |
12 | 3.6 | 4 | 99.0 | 125 | 1.1/10.6 | 75.5 | 53 | 123,000 | 33481 7 |